第二種電気工事士の実技試験対策は難しかった…
第二種電気工事士は筆記試験が合格してから実技試験に合格しなければなりません。
実技は、事前に公表されている候補問題とほぼ同じ(もしくは全く同じ)配線図の通りに欠陥なく配線が組めれば合格です。
個人的には実技対策が、かなり難しかったです。
というより、正直一回落ちています…。
難しい理由
1、時間が少ない
筆記試験は2時間も試験時間がありますが、実技は40分しかありません。
試験会場を見回してみると、10人に1人は時間か無くて組めていませんでした。
ちなみに僕は、初めて練習したときに組上がったのは100分掛かりました。
練習によって、1回目の試験ではだいたい35分で作れるようになりましたが、本番では37分経過してから完成でした。
2回目の試験では、練習でも本番でもだいたい30分で作れるようになりましたが、早い人は20~25分で作っていました。
これくらいであれば作業スピードは十分ですが、
2、ミスが1つでもあれば不合格
筆記は5問に2問は間違えてもいいですが、実技は欠陥と呼ばれるミスが一つでもあると不合格です。
また、ミスがミスとわからなくて不合格の場合も結構あります。
例えば、毎年必ずある欠陥で引掛シーリングの結線があるそうです。
よくよく考えてみれば、一回目の試験で落ちた理由はこれだったのかもしれません。
でも、落ちる理由がわかっていないと、独学だと対策がたてれません。
できたのに不合格!?
時間内に組み立てて、上手くいったと思ったら、試験は不合格だったとおうことは結構多いパターンです。
なので、実技対策のポイントは、個人的に以下の2つだと思いました。
1、30分くらいで組み立てられるスピード
第二種電気工事士の実技は、まずはスピード勝負です。
組み上げないと100%落ちます。
王道の方法として、複線図を書いて、複線図通りに組み、合ってるかどうか見直しをしなければいけません。
しかし、組み立てたものが失敗している可能性があります。
見直して手直しする時間は、やはり10分は欲しいです。
30分はさすがにキツいと思うかもしれませんが、ランプレセプタクルの輪作りや、引掛シーリングの差し込み等、毎年のように出てる項目を一つ一つ確実に早く出来るようにすれば、結構できるものです。
※僕は一回落ちましたが…
30分で組めるように頑張りましょう。
2、欠陥と判断できる知識
見直しの際に、どこが合っててどこが間違ってるかわからないと受かりません。
テキスト等の独学でも、その辺のセンスがある人なら理解も早いと思いますが、僕はセンスが正直ないので、そこの判定を身に付けづらいと感じました。
なので、センスがあまり無いと思ってる人は、試験までに一度は添削してもらうか、疑問があれば聞ける環境を作ることがオススメです。
筆記試験後の会場周辺には、第二種電気工事士の実技試験の短期講習のチラシを配っている人がいました。
そういうものに参加するか、通信教育等を受講して聞きたいときに質問できるとおう措置をするのが合格への近道と感じています。
ちなみに、もしあなたが工業高校生で、高校が強制的に第二種電気工事士の所得を斡旋(もしくは強制的)してるという環境の人は、ぜひ在学中に取ってみましょう。
先生がタダで添削してくれるという環境は社会人からしたら物凄くうらやましいですよ(^^)
実技試験のオススメ対策方法
実技試験は、ミス(欠陥)無く時間内に作成できればいいです。
ポイントは、ミスをちゃんと知ること。
→例えば配線の長さなどは±50mmまで誤差が認められるので、シビアに数値を求めなくてよい。
この辺がわかってれば、どこに時間をかけるべきかもわかる。
とはいえ、僕の場合は候補問題を作成したらテキストに書いてある情報が理解出来るようになりました。
多分、同様の人も多いと思いますので下記の段階を踏んで練習するのがオススメです。
1.候補問題をひとつ組んでみる
僕はDVDを見ながら候補問題をひとつずつ組み、最初は二時間くらい掛かりました…。
2.時間内に作成できるようにすること
候補問題をひとつ組めば、どの問題でも必要な技術が8割方身に付きます。
1で組んでみてもたついた箇所等を繰り返し練習しましょう。
僕の場合は、特に輪作りをペンチで作成してて時間がどうしても掛かってしまっていたので、すぐにワイヤーストリッパーを知人に借りて輪作りの練習を繰り返し行いました。
輪作り等はとにかく早くできるようにしましょう!!
練習あるのみです。
3.欠陥の勉強をする
一通り組んでみたら、何が欠陥になるかがすっと理解できます。
欠陥になる項目をきっちり理解することで、気を付けることと気を付けなくていいことがわかります。
例えば、配線図と比べると寸法が50%以上の相違があれば欠陥です。
150mmの配線だったら、80mmくらいまではオッケーと知っていれば、ある程度寸法が合っていればオッケーと判断できます。
他には、「引掛シーリングローゼットに関しては、電線が1mm以上露出したら欠陥である」は、寸法が厳しい欠陥ですので注意が必要とわかります。
4.時間内に正確に作る
試験は40分なので、32分くらいには完成できて見直し、手直しが出来る時間を8分くらい取れればよい。
自力で対策をするのは難しいという側面のある
候補問題を作成し、いざ作り終わっても、自分では気付けない欠陥ががある可能性はあります。
また、対策をしていると人に質問したくなることが結構でてきます。
そんな時に質問できる環境はやはり貴重です。
なので、国や民間が行っている対策講義を受講したり、通信教育等を活用して人に教えてもらうのがオススメです。
個人的には仕事が忙しかったので、通信教育を利用して自分のペースで対策を行いました。
テキストも分かりやすく、分からないところはメールで質問ができたので非常にありがたかったです。